【メロンの種類徹底比較】青肉、赤肉、白肉、ノーネットメロンの選び方!味・香り・特徴をチャートで解説

【メロンの種類徹底比較】青肉、赤肉、白肉、ノーネットメロンの選び方!味・香り・特徴をチャートで解説

青空市場は、「身体は食べ物でできている」というコンセプトに、お客様に最高の食材を提供することを目指しています。私たちは、旬の野菜や果物が最も美味しい時期を知るためのカレンダーや、自然栽培された農産物や旬の農産物に関する詳細な記事を通じて、お客様の健康と満足をサポートします。また、私たちは農産物を独自に評価し、一覧表を作成しています。これにより、お客様が新しいお気に入りの味を発見する旅をサポートします。

種類・特徴の早見表<チャート>

メロンは、暑い夏にぴったりの果物です。甘くてみずみずしい果肉は、疲労回復や美容にも効果的です。メロンを食べて、夏を元気に過ごしましょう。

ほとんどのメロンは完熟すると”甘い”です。食感は好みがありますので、美味しいメロン選びの参考にしてください。

※おいしさを示す表では、ありません。
※完熟する前に、独自で評価しています。
※産地や品種によってことなりますので、目安として下さい。

知っておきたい!大きく4つの品種

日本には多様なメロンの品種があり、それぞれ独特の風味と特性を持っています。日本各地で栽培されるこれらのメロンは、地域ごとの気候や土壌の違いを反映した豊かな味わいを提供しています。

青肉メロン<ネット状の網目あり>

青肉メロンは、その鮮やかな緑色の果肉と、爽やかな甘みで知られています。このメロンは、特に夏の暑い日にぴったりのフルーツで、水分が豊富で、食べると口の中で溶けるような感覚を楽しむことができます。青肉メロンの甘さは、熟成度によって変わり、完熟すると非常に甘くなります。

それぞれに独特の特徴があり、メロン好きなら一度は味わってみたい逸品ばかりです。

  • アールスメロン
  • アンデスメロン
  • クラウンメロン
  • アムスメロン
  • イバラキング
  • キスミー・メロン
  • クラリスメロン
  • オトメメロン

赤肉メロン<ネット状の網目あり>

赤肉メロンは、その豊かな風味と独特の食感で、果物の中でも特に人気があります。このメロンの深い甘さと香り高い香りは、まるで夏の日差しを凝縮したかのよう。青肉メロンと比べても、その味わいは一層濃厚で、食べる人を虜にします。

日本国内だけでなく、世界中の果物愛好家からも人気を博しています。その最上級の品質で知られ、ギフトやお祝いの品としても大変喜ばれています。

  • 夕張メロン(夕張キング)
  • ルピアレッド
  • クインシーメロン
  • タカミレッド
  • レノンメロン
  • マリアージュ

白肉メロン<ネット状の網目なし>

青肉系や赤肉系メロンに比べて、白肉系メロンは日本ではあまり一般的ではありませんが、その独特のさっぱりとした味わいは夏の暑い日にぴったりです。白肉系メロンは、その軽やかな甘さで、フルーツサラダやデザートに最適で、さまざまな料理にも使える多様性を持っています。そのユニークな風味は新しい味覚の発見につながるかもしれません。

  • ホームランメロン
  • しらゆきメロン

ノーネットメロン<ネット状の網目なし>

ノーネットメロンは、その名の通り、表面に特徴的なネット模様がないメロンを指します。これらのメロンは、日本国内で多くの品種が栽培されており、プリンスメロンやキンショーメロンなどが人気です。ネット模様がないため、外観は滑らかでありながら、品種改良により割れにくい性質も持っています。

  • プリンスメロン
  • キンショーメロン

[番外編]マクワウリ<マッカ>

マクワウリは、その歴史と栄養価の高さで知られています。岐阜県が名産地であることから「真桑瓜」という名前が付けられ、古代から日本の食文化に貢献してきました。黄色い皮と白い果肉、そしてメロンを思わせる香りとさっぱりとした甘さが特徴で、夏の風物詩としても親しまれています。健日本の家庭ではお盆の時期にお供え物としても用いられることが多いです。

知っておきたい!食べ方

メロンを美味しくいただくためには、食べ頃の見極めが重要です。

完熟メロンは中心部が最も糖度が高く、つるの部分を上にして縦に切ると、平等に甘さを分けることができます。

常温保存でしっかり追熟

メロンを最高の味をするには、常温保存でしっかり追熟させることが大切です。

追熟させると、果肉が柔らかくなり、糖度が上がります。

追熟の方法は、新聞紙などで包んで暗い場所に置きます。気温によって異なりますが、一般的には2~3日で追熟が完了します。

食べる直前に冷蔵庫で冷やす

食べ頃になるまでは常温で保存し、食べる2~3時間前に冷蔵庫で冷やすのがおすすめです 。

メロンを冷やすことで、果肉の水分が引き締まり、甘みや香りが際立ちます。また、冷たいメロンは暑い季節にさわやかな爽快感を与えてくれます。

残ったメロンは、カット面から水分が抜けださないように、必ずラップで包んでから冷蔵庫で冷やしてください。

熟成をコントロール

メロンはエチレンガスという植物ホルモンを発生させます。このガスはメロンの成熟を促進するだけでなく、他の野菜や果物にも影響を与えます。

エチレンガスは植物のエイジング(老化・経年)を進める役割を持っており、呼吸が盛んになり「着色する」「軟らかくなる」「糖分の増加する」など、いわゆるおいしく熟した状態になります。

しかし、常に成長を促すホルモンのため、熟しすぎてしまい腐敗の原因にもなります。エチレンガス自体は悪くないのですが、相性の問題があります。

主な栄養成分と効能

メロンは美味しいだけでなく、健康にも良い果物です。メロンの甘い香りとジューシーな味は、摂りたい栄養素がたくさんあります!

クエン酸の抗酸化作用で老化防止!

シワやシミにサヨナラ!

メロンには、クエン酸という成分が豊富に含まれています。クエン酸は、抗酸化作用も持っているため、老化や生活習慣病の予防にも効果的です。これは、クエン酸が体内の活性酸素を除去する働きがあるためです。

活性酸素は、細胞を傷つけ、老化や生活習慣病の原因となる物質です。クエン酸を摂取することで、活性酸素を除去し、細胞の老化や病気の予防に効果を発揮します。

メロンの甘酸っぱさが、ビタミンCの吸収を促進します!

美肌効果抜群です!

メロンは、ビタミンCが豊富に含まれている果物です。

ビタミンCは、抗酸化作用があり、シミやシワの原因となる活性酸素を除去する働きがあります。また、コラーゲンの生成を助ける働きもあるので、肌の弾力性を保ち、美肌を維持するのに効果的です。メロンには、ビタミンCの他にも、水分やβカロテンも豊富に含まれています。水分は、肌を乾燥から守り、βカロテンは、皮膚の細胞を傷つける活性酸素を除去する働きがあります。

シトルリンが豊富なメロンで、血流をスムーズに!

心も体も元気に。

シトルリンは、体内で別のアミノ酸であるアルギニンに変換されます。

アルギニンは、一酸化窒素(NO)という物質を生成するのに必要な成分です。一酸化窒素は、血管を拡張して血流を改善する働きがあります。

シトルリンを摂取することで、一酸化窒素の生成量が増え、血流が促進されます。その結果、疲労回復や筋肉痛の緩和、運動能力の向上、ED(勃起不全)の改善などの効果が期待できます。シトルリンは、サプリメントやドリンクとして摂取することができますが、メロンを食べることでも一定量のシトルリンを摂ることができます。

メロンで血圧コントロール!

高血圧に効果的!

カリウムは、バナナやほうれん草などの食品に豊富に含まれていることで知られていますが、メロンもカリウムの高い食品の一つです。

カリウムは、人体にとって重要な栄養素であり、水分代謝の調節や筋肉や神経の機能の維持に寄与しています。さらに、カリウムは、高血圧の予防にも有効です。高血圧は、心臓病や脳卒中などの重大な疾患のリスク因子ですが、カリウムは、体内に過剰に蓄積されたナトリウムを排泄する作用があります。ナトリウムは、塩分に多く含まれるミネラルで、摂りすぎると血圧を上昇させることが確認されています。

カリウムは、ナトリウムとのバランスを整えることで、血圧を低下させる効果が見込まれます。

まとめ

メロンは、その甘さとジューシーな食感で夏の果物の王様とも言えます。完熟したメロンは、糖度が高く、果肉が柔らかくなります。追熟は新聞紙で包み、暗所で行うことで、果肉をさらに柔らかくし、甘みを増すことができます。また、メロンはクエン酸やビタミンCが豊富で、抗酸化作用や美肌効果が期待できるほか、シトルリンを含むことで血流改善にも役立ちます。カリウムも含まれており、血圧のコントロールにも有効です。これらの栄養素をバランス良く摂取することで、健康維持に役立てましょう。