【エンドウ豆の驚きの多様性】さやえんどう、スナップえんどう、うすいえんどう、一寸豆の魅力を探る

【エンドウ豆の驚きの多様性】さやえんどう、スナップえんどう、うすいえんどう、一寸豆の魅力を探る

青空市場は、「身体は食べ物でできている」というコンセプトに、お客様に最高の食材を提供することを目指しています。私たちは、旬の野菜や果物が最も美味しい時期を知るためのカレンダーや、自然栽培された農産物や旬の農産物に関する詳細な記事を通じて、お客様の健康と満足をサポートします。また、私たちは農産物を独自に評価し、一覧表を作成しています。これにより、お客様が新しいお気に入りの味を発見する旅をサポートします。

エンドウの種類とその特徴|エンドウの多様性を知ろう!

エンドウは多種多様な品種が存在し、それぞれが独自の特徴と風味を持っています。以下では、その中でも特に代表的なエンドウの種類について詳しく説明していきます。

滑らかな食感が魅力の「絹さや」

絹さやは、その名の通り絹のように滑らかな食感が特徴で、炒め物や煮物、サラダなど様々な料理に使用できます。

さやえんどう=絹さや(同じ)

「さやえんどう」は、エンドウを若いうちに採り、さやごと食べるものです。その中でも特に小ぶりなものは、「絹さや」とも呼ばれます。絹さやは「キヌサヤエンドウ」とも呼ばれ、さやえんどうと同じものです。

1. さやえんどうの歴史

さやえんどうの原産地は中央アジアから中近東、地中海沿岸にかけての地域と考えられています。数千年前から存在し、古代ローマや古代ギリシャでも栽培されていて、エジプトのツタンカーメンの墓からも出土しています。その後インドや中国に伝わり、8~10世紀頃に中国から日本へ入ってきたとされます。

3. さやえんどうの選び方

さやがきれいな黄緑色で、張りがあってみずみずしいものを選びます。先端についているひげが白くてピンとしていて、中の豆のふくらみが小さいものを選びましょう。豆が大きいと育ちすぎでかたく、食味が落ちることがあります。

甘みと食感が楽しめる「スナップエンドウ」

スナップエンドウは、その甘みと食感から、生で食べることも可能で、サラダやスープ、炒め物などにもよく使われます。

スナップエンドウ=スナックエンドウ(同じ)

「スナップエンドウ」は、グリンピースをさやごと食べられるように品種改良したもので、肉厚で甘みが強いです。スナップエンドウは、1970年代から日本で出回るようになった品種です。

1. スナップエンドウの概要

「スナップエンドウ」は、グリンピースをさやごと食べられるように品種改良したもので、肉厚で甘みが強いです。スナップエンドウは、1970年代から日本で出回るようになった品種です。その甘みと食感から、生で食べることも可能で、サラダやスープ、炒め物などにもよく使われます。

2. スナップエンドウの名前の由来

スナップエンドウはもともとアメリカで育成されたもので、日本では1970年代後半ぐらいから出回るようになりました。日本では「スナックエンドウ」とも呼ばれます。この名前は、日本でつけられたもので、アメリカから日本へやってきた新しい豆類の種苗を売り出す際、種苗メーカーの大手「サカタのタネ」社が「スナックエンドウ」と命名しました。「スナック」は軽食のスナックのように、サヤごとサクサクと食べられることが語源です。

3. スナップエンドウの特徴

スナップエンドウはサヤごと食べられます。スナップエンドウは成長してもサヤが硬くならず、サヤごと食べられる手軽さも人気の理由です。スナップエンドウのサヤは、肉厚で甘味があっておいしく食べられます。ただし、スナップエンドウのサヤには硬くて太い筋があり、調理する前に筋を取っておきましょう。

4. スナップエンドウの選び方

スナップエンドウはサヤにハリがあって、適度にふっくらとしているものを選びましょう。サヤが平たいものは、豆が未熟で甘味が弱いからです。逆にサヤがふくらみ過ぎてるスナップエンドウは、豆が育ち過ぎて味や食感が落ちている可能性が高いです。

ほくほくとした「うすいえんどう」と甘くしっとりとした「グリーンピース」

うすいえんどう≒グリーンピース(同じではない、実エンドウ)

「うすいえんどう」と「グリーンピース」は、どちらもエンドウの一種ですが、見た目が似ているものの、それぞれ異なる特性を持っています。「うすいえんどう」は、エンドウの一種で、さやが薄くて柔らかいのが特徴です。また、ほくほくとした食感が特徴的です。一方、「グリーンピース」は、エンドウの未熟な種子を食用としたもので、甘くしっとりとした味わいがあります。

うすいえんどう

うすいえんどうは、その美味しさだけでなく、多くの栄養素を含んでいて、健康にも良い食材です。うすいえんどうの魅力について詳しくご紹介します。

うすいえんどうの特徴

うすいえんどうは、グリーンピース(実えんどう)の一種で、さやをむいて中の豆だけを食べます。一般的なグリーンピースよりも皮が薄く、上品な甘味があってホクホクとした食感が特徴です。

うすいえんどうの起源と産地

うすいえんどうは、明治時代にアメリカから導入された実えんどうを選抜、育成したもので、当時の産地だった大阪府羽曳野市碓井地区にちなんでこの名前になったといわれます。その後、産地がより温暖な南へと移動し、現在では和歌山県が主な産地となっていますが、大阪府羽曳野市碓井地区も、うすいえんどうの歴史において重要な役割を果たしています。

グリーンピース(実エンドウ)
グリーンピースとは

グリーンピースは、マメ科の野菜で、エンドウの未熟な種子を食用としたものです。また、アオエンドウ(青豌豆)、実エンドウとも称されます。野菜として市場に出回っている実エンドウは、青実用として食する目的で特に品種改良されたものです。

グリーンピースの起源と産地

グリーンピースは古代エジプトや古代ギリシャでも食べられていました。8~10世紀頃にインドや中国へ伝わり、のちに日本にも伝播したといわれています。

大きさが魅力の「一寸豆」と「そら豆」

一寸豆≒そら豆

「一寸豆」と「そら豆」は、どちらもエンドウの一種ですが、見た目が似ているものの、それぞれ異なる特性を持っています。「一寸豆」は、その名の通り、豆の大きさが一寸(約3.3センチ)以上のものを指します。「そら豆」はエンドウの総称で、一寸豆も含まれます。名前の由来は莢(さや)が天を向いて実ることから来ています。

【番外編】いんげん豆について<さやえんどうとは一味違う風味>

「いんげん豆」は、さやえんどうとは異なる種類の豆で、さやが扁平で、豆は大きくて丸い形状をしています。さやごと食べることができ、独特の風味があります。いんげん豆は、その風味と食感から、炒め物や煮物、サラダなどによく使用されます。

【番外編】豆苗について<新鮮な風味と栄養価が魅力>

「豆苗」は、エンドウやソラマメなどの豆類の苗を指します。若い茎と葉を食べることができ、サラダや炒め物などに利用されます。栄養価が高く、ビタミンCやカルシウムなどが豊富に含まれています。豆苗は、その新鮮な風味と栄養価の高さから、中華料理をはじめとする様々な料理に使用されます。

【番外編】富松一寸豆:兵庫県尼崎市の「幻のそら豆」

マルニシ×青空市場では、この「幻