【ブドウ種類徹底ガイド】色別・総合早見表であなたにぴったりのブドウを見つけよう！

種類・特徴の早見表＜チャート＞

日本では、ぶどうは主に黒系、赤系、緑系の3種類に分けられます。青空市場で販売している黒系と赤系と緑系のぶどうの代表的な品種を、それぞれの甘味と酸味の5段階で評価した表を紹介します。ぜひ、参考にして食べ比べてみて下さい。

色別の早見表

黒系、赤系、緑系で分けています。

※おいしさを示す表では、ありません。
※完熟する前に、独自で評価しています。
※産地や品種によってことなりますので、目安として下さい。

総合の早見表

色を関係なくまとめています。

※おいしさを示す表では、ありません。
※完熟する前に、独自で評価しています。
※産地や品種によってことなりますので、目安として下さい。

青空市場で人気品種の特徴

青空市場では、さまざまなぶどう品種が人気を集めています。ここでは、青空市場で特に人気のある品種をいくつか紹介します。

ナガノパープル＜長野の魅力を紫に染める＞

ナガノパープルは、長野県で開発された黒ぶどうの品種です。

巨峰とリザマートの交配で育成されたこのぶどうは、紫色の濃い果皮と大粒の果実が目を引きます。一粒一粒が甘くてジューシーで、口に入れるとぶどうの香りが広がります。ナガノパープルは、ぶどう好きにはたまらない美味しさです。

シャインマスカット＜あなたも虜に＞

シャインマスカットは日本で開発された新しいブドウの品種です。

このブドウは黄緑色の大粒で美しい実をつけ、強い甘みと上品な香りを持っています。皮は薄くて柔らかいので、種がないこのブドウは皮ごと食べることができます。

シャインマスカットは夏から秋にかけて収穫され、日本各地の農家が栽培に励んでいます。シャインマスカットは日本が誇る高級フルーツとして、国内外で人気が高まっています。。

巨峰＜King of grapes＞

巨峰は日本原産のブドウ品種で、大きな粒と黒紫色の皮が特徴です。

糖度は18〜20度という濃厚な甘味があり、果肉は多汁でジューシーです。

巨峰は日本を代表するブドウ品種であり、「ぶどうの王様」にふさわしいおいしさを堪能することができます。

知っておきたい！ぶどう、シャインマスカットに関する知識を深める

ぶどうは、その多様な品種と豊かな風味で、世界中の人々に愛されている果物です。ぶどうは青空市場で人気のある商品の一つです。ここでは、ぶどうに関するよくある質問とその答えを紹介します。

ポロポロ落ちる＜脱粒（だつりゅう）＞

ぶどうの脱粒は、ぶどうが完熟していることのしるしであり、ぶどうの甘さとジューシーさを楽しむ上での前兆とも言えます。ぶどうが枝から簡単に落ちるのは、果実が最高の状態に達していることを示しており、食べるタイミングを見極める上での重要な指標となります。

ポロっと落ちる理由

ぶどうの脱粒に関する興味深い事実として、完熟したぶどうは自然に枝から落ちやすくなるという点があります。これは、ぶどうが成熟し、種を広げるために鳥などの動物に食べられやすくなるように設計されているためです。鳥がぶどうを食べることで、種がその場所に残り、新しいぶどうの木が育つ可能性があります。

種なしぶどう＜なぜ種がないの？＞

種なし葡萄の栽培とジベレリン処理

種なし葡萄は、その名の通り、種子を持たない葡萄のことを指します。これは、ジベレリンという植物ホルモンを用いた特殊な処理によって実現されます。ジベレリン処理は、葡萄の栽培において非常に手間のかかる作業であり、各房を丁寧に手作業で処理する必要があります。

この処理の背景には、果実の成長過程が関係しています。通常、果実は受粉によって種子が形成され、それに伴い果肉が発達します。しかし、葡萄の場合、ジベレリン液に房を2回浸すことで受粉せずとも果肉を育てることが可能です。これにより、種子が形成されず、結果として種なし葡萄ができあがるのです。

生産者の努力が美味しい種なし葡萄を私たちの食卓に届けることにつながっています。

植物ホルモンとは

植物ホルモンは、植物が生きていく上で欠かせない役割を果たしています。植物ホルモンは、植物の成長、発達、そして環境への適応を助けるために、植物体内で微量に産生されます。これらのホルモンは、植物の細胞分裂や伸長、成長の抑制、気孔の開閉、花芽の形成、種子の発芽、根の発根など、植物の生命活動における多くの重要なプロセスを調節しています。

種ありぶどうは落ちにくい

種ありぶどうは、その名の通り、果実の中に種が含まれています。種は、ぶどうの枝（軸）をしっかりと結び付けている部分があります。熟度が上がっても粒が軸から外れにくいという特性があります。

そのまま食べられるぶどう＜皮ごと！＞

皮ごと食べられるぶどうは、手軽さと栄養素の両方を享受できるため、多くの人に選ばれています。皮ごと食べられるぶどうの品種について、その一覧をご紹介します。

• クイーンルージュ
• シャインマスカット
• ナガノパープル
• クイーンニーナ
• 瀬戸ジャイアンツ

皮ごと食べない品種の皮は食べてよい？＜皮が少し渋い＞

特に、「ピオーネ」、「巨峰」、「デラウェア」といった品種は日本で人気があります。これらのぶどうは皮を剥いて食べることが一般的ですが、皮ごと食べることもできます。実は、ぶどうの皮には多くの栄養素が含まれており、健康に多くの利点をもたらすことができます。

ぶどうの皮には、ポリフェノールと呼ばれる抗酸化物質が豊富に含まれています。これらの抗酸化物質は、体内のフリーラジカルを中和し、細胞の損傷を防ぐのに役立ちます。また、心臓病やがんなどの病気のリスクを減らす可能性があるとされています。さらに、ぶどうの皮には食物繊維も含まれており、消化を助け、便秘の予防にも効果的です。

ぶどうの皮が硬かったり渋みがあったりするのは、タンニンという成分が含まれているためです。タンニンは渋みの主な原因ですが、これもまた健康に良いとされるポリフェノールの一種です。したがって、皮の風味や食感が気にならない場合は、皮ごと食べることでこれらの栄養素を余すことなく摂取することができます。

もちろん、皮を剥くことによって渋みを避けることができますが、栄養素を最大限に活用したい場合は、皮ごと食べることをお勧めします。

ぶどうに付いている白い粉＜果実の自然な保護者＞

白い粉の正体は、ブルーム（果粉）

果実の表面に見られる白い粉、ブルームは、果実に含まれる脂質から作られ、水分や病原体から果実を守るバリアとして機能します。

ブルームは、雨や朝露といった外部からの水分をはじき、果実の病気のリスクを減らすのに役立ちます。また、果実の水分が蒸発するのを防ぎ、内部の水分を保持することで、鮮度を長く保つことができます。ブルームが豊富にあるブドウは、粒割れが少なく、品質が高いとされています。

一部の人々は、ブルームを農薬の一種と誤解することがありますが、これは完全な誤解です。ブルームは、果実が自然に生成するものであり、安全に摂取できます。実際、ブルームの存在は、果実が新鮮であることの良い指標となります。

ぶどう、シャインマスカットの酸味＜すっぱい！＞

ぶどうは、その多様な品種と豊かな風味で、世界中の人々に愛されている果物です。ぶどうは青空市場で人気のある商品の一つです。ここでは、ぶどうに関するよくある質問とその答えを紹介します。

酸っぱい理由は？

ぶどう、シャインマスカットは、その透明感や漆黒のある美しい外観と、手軽さから多くの人々を魅了しています。しかし、時には期待していた甘さではなく、酸っぱさが口の中を支配することも。この酸っぱさの背後には、いくつかの理由が隠されています。

収穫のタイミング

まず、収穫のタイミングが重要です。ぶどう、シャインマスカットは追熟しないフルーツであり、収穫後は甘さが増すことはありません。木で十分に熟すまで待たずに収穫してしまうと、糖度が十分に高まらず、酸っぱさが際立ってしまうのです。

また、市場に出始めたばかりのぶどう、マスカットは、甘さが十分に発達していないことが多いです。

粒の大きさ

粒の大きさも、甘さに影響を与える要素の一つです。大きな粒は見た目には魅力的ですが、甘さは必ずしも大きさに比例するわけではありません。実際、大きな房ほど甘さが落ちる傾向にあり、農家さんは見た目と味のバランスを考慮しながら、粒の大きさを調整しています。

どこの粒がおいしい？

最後に、どの粒から食べ始めるかも、味わいに大きな違いをもたらします。枝に近い部分の粒は、光合成を多く行っているため、甘さが強いのです。逆に、枝から遠い部分から食べ始めると、酸っぱさが目立つことがあります。

選び方と食べ頃の見分け方＜ポイント＞

美味しさを最大限に引き出すためには、適切なタイミングで食べることが重要です。選び方と食べ頃の見分け方についてご紹介します。ぜひ、次回のぶどう選びに役立ててみてください。

購入してすぐに食べる場合（1〜2日以内）

購入後すぐに食べる予定の場合、ぶどう、シャインマスカットの色が明るいものを選ぶのがポイントです。黒系ぶどうは赤紫色が鮮やかなもの、赤系ぶどうは黄緑がかった色のものが食べ頃とされています。シャインマスカットに関しては、粒の色が黄色くなり始めたものが適度に酸味が抜けており、甘みが増しているサインです。

購入後すぐに食べない場合（3〜4日後）

購入後にすぐに食べない場合は、冷蔵保管してゆっくりと酸味を抜くことが推奨されます。この時、ぶどうの色が濃いものを選ぶと良いでしょう。時間が経つにつれて、ぶどうは自然と酸味が抜け、甘みと残った酸味と香りのバランスが良くなります。特にシャインマスカットは、茶緑色に近づくにつれて糖度が高くなる傾向にあり、甘いぶどうを楽しむことができます。

主な栄養成分と効能

ぶどうは美味しいだけでなく、健康にも良い果物です。ぶどうにはさまざまな栄養素が含まれており、それぞれに効果的な働きをしてくれます。

ぶどうの皮にはポリフェノールが豊富

美容と健康の味方

まず、ぶどうの栄養価で選ぶのなら、皮ごと食べられる方が高いことを知っていますか？

ぶどうの皮にはポリフェノールという成分が豊富に含まれています。ポリフェノールは強い抗酸化作用をもち、動脈硬化や花粉症などを抑える作用があると言われています。また、ポリフェノールは紫外線やストレスから肌を守り、美肌効果も期待できます。

ぶどうの皮は食感や味が苦手な人もいるかもしれませんが、できるだけ一緒に食べると効果的だと考えられています。

カリウムも豊富

カリウムで血圧コントロール

ぶどうにはカリウムというミネラルも豊富に含まれています。

カリウムはナトリウム（塩分）の体外排出を促し、筋肉の収縮や血圧の上昇を防ぐ働きがあります。カリウムは高血圧やむくみの予防や改善に役立ちます。カリウムはバナナやトマトなど他の食品にも多く含まれていますが、ぶどうもカリウム源としておすすめです。

ぶどうの果肉にはブドウ糖が多い

果糖で幸せなひとときを！

ぶどうの果肉にはブドウ糖という糖分が多く含まれています。

ブドウ糖は脳のはたらきを活発にして、集中力を高める効果があると言われています。ブドウ糖は血液中にすぐに吸収されるので、疲れたときや勉強や仕事の合間に食べると良いでしょう。ただし、ブドウ糖はカロリーも高いので、食べ過ぎには注意しましょう。

ビタミンB群も含まれる

ビタミンB群で元気になろう！

ぶどうにはビタミンB群という水溶性のビタミンも含まれています。

ビタミンB群はエネルギー代謝を助け、粘膜の再生や免疫機能の維持に必要な栄養素です。ビタミンB群は貧血や疲労感を軽減する作用もあります。ビタミンB群は肉や卵など動物性食品に多く含まれていますが、植物性食品ではぶどうが比較的多く含んでいます。