冬の万能野菜「かぶ(かぶら)」を徹底解説!種類・栄養・プロおすすめの食べ方まで

冬の万能野菜「かぶ(かぶら)」を徹底解説!種類・栄養・プロおすすめの食べ方まで

青空市場は、「身体は食べ物でできている」というコンセプトに、お客様に最高の食材を提供することを目指しています。私たちは、旬の野菜や果物が最も美味しい時期を知るためのカレンダーや、自然栽培された農産物や旬の農産物に関する詳細な記事を通じて、お客様の健康と満足をサポートします。また、私たちは農産物を独自に評価し、一覧表を作成しています。これにより、お客様が新しいお気に入りの味を発見する旅をサポートします。

野菜ソムリエ監修 × 伊丹八百屋のピザ屋さん めるかーと ● 
八百屋の ピザ

冬の食卓に欠かせない「かぶ」。実は、根の部分だけでなく葉まで栄養がたっぷり詰まった、捨てるところのない万能野菜です。

「大根とどう違うの?」「どうやって食べるのが一番美味しい?」といった疑問に、日々美味しい野菜を見極めるプロの視点でお答えします。この記事を読めば、明日きっと「かぶ(かぶら)」が買いたくなるはずです!

「かぶ」と「かぶら」の違いって?

お店によって「かぶ」と書かれていたり「かぶら」と呼ばれたりしていますが、実はどちらも同じものです。

  • 八百屋のこだわり: 植物学的な正式名称は「カブ」ですが、私たちプロの間では、農家さんが丹精込めて育てた立派な一玉に対して、親しみと敬意を込めて「かぶら」と呼ぶことが多いんですよ。
  • 呼び方の違い: 主に関東では「かぶ」、関西や北陸など西日本では「かぶら」と呼ぶのが一般的です。

若い世代は意外と知らない?「大根」と「かぶ」の見分け方・使い分け

見た目は似ていますが、料理の仕上がりは全く違います。それぞれの特徴を知って、上手に使い分けましょう!

比較ポイントかぶ(かぶら)大根
甘みが強く、上品ほのかな辛味とコク
火の通り圧倒的に早い!じっくりで味が染みる
食感トロッととろけるホクホク、シャキシャキ

★プロのアドバイス: 忙しい平日の夜に「あと一品」作りたい時は、大根よりも火の通りが早い「かぶ」を選ぶのが正解です。皮も柔らかいので、厚く剥かなくても美味しく食べられます。

【プロ厳選】色も形もさまざま!かぶの品種図鑑

日本には、地域によって個性豊かな品種がたくさんあります。マルニシ×青空市場でも扱っている(または入荷することがある)主な品種をまとめました。

グループ主な品種名特徴・おすすめの食べ方
主役の白かぶ野辺地葉付きこかぶ圧倒的な売れ筋! とにかく水分が豊富で、肌のキメが抜群に細かいのが自慢。噛むとジュワッと広がる瑞々しさと、ほんのりした甘みは、まさに「おろし」で味わってほしい逸品です。
白かぶ(小〜中)こかぶ、今市かぶ皮が柔らかい。スープやサラダに。
白かぶ(大)聖護院かぶら、京かぶら肉質が緻密。おでんや千枚漬けに。
彩り鮮やかあやめ雪、赤かぶ皮の色が綺麗。甘酢漬けがおすすめ。
葉を楽しむすぐき菜、かぶ菜葉の風味が主役。炒め物や漬物に。
注目株!フルーツかぶ普通のかぶ特有の「エグみ」がほとんどなく、後味がとてもスッキリしています。糖度が高めで、野菜というより「サラダの主役」になる新感覚の瑞々しさです。
希少な新芽芽蕪(めかぶ)かぶを育てる過程で「間引き」された貴重な新芽。 若い芽ならではの爽やかな香りと、心地よいほろ苦さが特徴。サッと天ぷらや浅漬けにすると絶品です。
伝統の細かぶ日野菜(ひのな)滋賀発祥の細長い赤かぶ。独特の辛みと、葉に詰まった強い旨味が特徴。

八百屋が教える「究極の食べ方」は、意外なアレ!

煮物にすることが多いかぶですが、私たちが一番おすすめしたい食べ方は、ズバリ「かぶらおろし」です。

なぜ「おろし」が最高なの?

大根おろしよりも辛味が少なく、上品な甘さが際立ちます。きめが細かく、口当たりも非常に滑らかです。

【お肉・お魚の相棒に】: 焼き魚やステーキに添えてみてください。脂っこさをさっぱりと消しつつ、素材の味を引き立てる名脇役になります。

【胃腸に優しい】: 消化を助ける酵素「アミラーゼ(ジアスターゼ)」は熱に弱いのですが、生でおろすことでそのパワーを最大限に活用できます。胃もたれしやすい方にもおすすめです。

【八百屋の寄り道】お隣のお漬物屋「まるぜん食品」で出会える伝統の味

マルニシ×青空市場のすぐお隣、大きな看板が目印の「まるぜん食品」さん。ここでは、今ではスーパーでなかなか見かけなくなった季節限定の希少なお漬物に出会えます。

  • 聖護院かぶらの「千枚漬け」 創業以来、変わらない伝統の味。絶妙な甘酢加減で、ご飯もお酒も止まらなくなります。
  • 伝統野菜「日野菜(ひのな)」の漬物 最近は本当に希少になりました。日野菜ならではの独特の旨味が詰まった香りと、キリッとした味は、一度食べるとクセになる「大人の贅沢」です。

自分で漬けるのは難しい伝統野菜も、お隣のプロが守り続ける「本場の味」なら手軽に楽しめます。市場に来られた際は、ぜひ一緒にチェックしてみてくださいね。

美味しい「かぶ」の選び方・保存のコツ

プロが市場や店頭でチェックしているポイントを伝授します!

選び方のポイント

  • 肌のキメ: 表面にひび割れがなく、白くツヤツヤしてキメが細かいもの。
  • ずっしりとした重み: 持った時に重みがあるものは、水分が詰まっていて「ス(中がスカスカの状態)」が入っていない証拠です。

かぶは収穫後も成長しようとして、根の栄養をどんどん葉に送ってしまいます。少し見た目にお疲れ感があっても、皮を厚めに剥けば中身は瑞々しくて美味しいですよ!

【八百屋の「ここだけの話」:葉がない・シワがあるのは?】
店頭で葉が落とされ、少しシワがあるかぶ。実はこれ、一番美味しい「メイン」の根っこに栄養を閉じ込めるために、私たちがプロの判断であえて葉を落としたものです。

保存のコツ:葉っぱはすぐ切る!

買って帰ったら、すぐに葉と根を切り離してください。 そのままにすると、根の水分がどんどん葉に吸い取られてしまいます。

  • 根: 乾燥しないようラップか袋に入れて冷蔵庫へ。
  • 葉: 湿らせたキッチンペーパーで包んでポリ袋に入れるか、その日のうちに調理するのが一番です!

栄養価と健康効果<かぶ(かぶら)の健康パワーを徹底解説>

かぶ(かぶら)には、胃腸を整える成分やビタミンが豊富に含まれています。特に「根」と「葉」で栄養が異なるのが特徴です。

アミラーゼ(根:消化酵素)

かぶの「根」には、炭水化物の消化を助けるアミラーゼが豊富です。

  • 八百屋の知恵: この酵素は熱に弱いので、「かぶらおろし」など生で食べるのが一番効率的です。飲みすぎ・食べすぎた翌日の胃もたれにも優しいですよ。

ビタミンC(葉にたっぷり!)

かぶの葉に含まれるビタミンCは、なんとほうれん草の約2倍(100gあたり)という驚きの含有量です。

  • 八百屋の知恵: 風邪が流行る時期の免疫力アップに最適です。根の部分の約4倍も含まれているので、葉っぱを捨てるのは本当にもったいないんですよ。

カルシウム(牛乳に匹敵!)

葉に含まれるカルシウムは、牛乳の2倍以上(100gあたり)に相当します。

  • 八百屋の知恵: 骨や歯の健康に欠かせないカルシウムは、根の部分の約10倍も葉に詰まっています。育ち盛りのお子様や、健康を意識する方にぜひ食べてほしい「天然のサプリメント」です。

鉄分・β-カロテン(葉の部分)

葉は「緑黄色野菜」に分類され、根にはほとんどない鉄分やβ-カロテンが豊富です。

  • 八百屋の知恵: 葉をサッと油で炒めることで、β-カロテンの吸収率がさらに高まります。捨てずに「もう一品」のおかずに活用してください。

八百屋から最後のお願い:葉っぱは絶対に捨てないで!

店頭でよく「葉っぱの部分、重いから切って捨てておいて」と声をかけられます。そんな時、私はいつも「もったいない!栄養の宝庫ですよ」とお伝えしています。

かぶの葉は、実はビタミンCがほうれん草の約2倍カルシウムは牛乳の2倍以上 も含まれているんです。

  • 一番簡単な食べ方: 細かく刻んで、お味噌汁の仕上げにパッと放すだけ。
  • プロのおすすめ: ジャコと一緒に油でサッと炒めて「ふりかけ」に。

これだけで、いつもの食卓がぐんと豊かになります。葉っぱまで食べてこそ、かぶの本当の美味しさを味わったと言えます。マルニシ×青空市場とのお約束ですよ!

まとめ

かぶ(かぶら)は、古くから日本人に愛されてきた健康野菜です。胃を休めたい時や、忙しい日の時短料理にもぴったりの心強い味方です。

マルニシ×青空市場では、その時々に一番状態の良い産地・品種をプロの目で厳選しています。スーパーの棚で迷ったら、ぜひ「肌の綺麗な、ずっしりしたかぶら」を手に取ってみてくださいね。

📢 この記事の情報の根拠と「旬」へのこだわり

この記事では、野菜の基本知識をプロの視点で整理してお届けしました。運営しているのは、毎日市場へ足を運び、入荷する現物を見続けているプロの八百屋です。

当サイト「青空市場」の記事および旬カレンダーは、伊丹市公設市場を拠点とする 株式会社マルニシ が運営しています。掲載している情報の核となるのは、私たちが日々足を運ぶ 大阪市中央卸売市場 本場尼崎市公設地方卸売市場 でのリアルな入荷動向です。

【プロの視点:自然と向き合い、食卓を守るということ】

  • 「予測」ではなく「目利き」: 野菜や果物は工業製品ではありません。自然の気まぐれで、旬は常に前後します。
  • 現場の一次情報を届ける: ネット上の一般論を鵜呑みにせず、市場の入荷実績という「生きたデータ」を基に、例年の最も美味しい目安を整理しています。

現場の息遣いが伝わる本情報をぜひご活用ください。